【ネットの小ネタ】
人間の脳は、体全体で消費するカロリーの約2割も消費すると言われています。なので、勉強すると脳がカロリーを消費するので、勉強の合間にチョコレートを食べて糖分を補給したほうがいいとか、勉強する人は、脳がカロリーを消費するので、太りづらいなどという話があります。
しかし、最近の研究では、勉強をたくさんしたからといって、カロリーがたくさん消費されることはないということがわかっています。脳が全体の約2割のカロリーを使うのはそうなのですが、脳は、勉強をしていても、ボーとしていても、常に動いています。臓器を動かしたり、五感から入ってくる情報を処理していたりしています。
勉強しているときは、聞こえてくる音をシャットアウトするなどして、他の情報処理をするカロリーを節約して勉強に専念しているので、トータルのカロリー消費に変化はないということです。しかも、脳は脂肪を燃焼するわけではないので、ダイエット効果はなし。
非常に残念な、知りたくなかった研究結果ですね。
もちろんネット上には、科学的根拠のない古い情報を元に、「勉強の合間に糖分を摂取したほうがいい」などと推奨する情報は大量にあります。フラシーボ効果はあるかもしれません。