2020年9月20日 (日)

環境問題と乗用車

【技術・家庭科の話題】

アイドリングストップ

信号待ちなどの停止時にエンジンを止めることをアイドリングストップといいます。ムダなガソリンを消費しないようにするためです。ハイブリッドカーであれば、再始動時にハイブリッドシステムのモーターでスムーズにエンジンを始動できますが、ハイブリッドではないガソリン車の場合、いちいちセルモーターを回します。これが車に大きな負担となります。カタログの燃費数値を高く見せるためにアイドリングストップを採用してきましたが、最近はカタログの燃費の測定方法が変わったため、アイドリングストップを採用しない方向に進んでいるそうです。ガソリンを少し節約するよりも、アイドリングストップをするための費用のほうが上回っているということです。

ハイブリッドカー

ハイブリッドカーは、環境に優しいと言われることがあります。しかし、ハイブリッドシステムの重量増加や製造過程で環境負荷が大きくなっていて、環境に優しいかどうかが疑問視されています。また、燃費が良いので、ガソリン代が抑えられるというメリットがありますが、購入時の差額を考えると少なくても10年以上乗り続ける必要があると言われています。環境や費用のことを考えてハイブリッドカーを選択するのではなく、モーターでアシストするという特性を理解できる人が選択するものではないかと思います。

ディーゼルエンジン

トラックやバスで使われているディーゼルエンジン。黒い煙を吐いて人体や環境に悪いというイメージが定着してしまい、日本ではディーゼルエンジンの乗用車はほとんど普及していません。ヨーロッパでは、環境問題を考え、ディーゼルエンジンの乗用車が普及しているそうです。ディーゼルエンジンは、ガソリンエンジンよりも燃焼効率が良いため、大気環境に与える影響が小さいのです。トラックやバスのディーゼルエンジンも性能が向上し、黒い煙をモクモクと吐き出しながら走っているということもなくなりました。しかし、ディーゼルエンジンの乗用車に興味をもっても、日本での価格差を見ると残念ながら購入しようという気持ちはなくなってしまいます。

電気自動車

最近注目の電気自動車。排気ガスを出さないので、非常にクリーンです。でも、その電気はどうやって発電したのでしょう。太陽光発電なら環境に優しいといってもいいかもしれませんが、現状では、火力発電でしょう。北海道胆振東部地震のときに実感したばかりです。しかも、車を作る段階で環境破壊をしているのは、話としてはハイブリッドカーと同様です。ただし、興味深いのはモーターだと、細かい制御がしやすいので、雪道や凍結路面での走行が楽になるという点です。もちろん止まるときは、どんな車も同じように滑ります。

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