2020年6月13日 (土)

【パソコン講座】弁当と先生とクッキー

弁当と先生とクッキー......。
料理教室の話ですか?と言われそうですが、IT関連の話です。

英語のIT関連の製品名や用語には、日本由来の単語がひっそりと含まれています。

弁当 → bentō

Screen-Shot-2013-07-31-at-16.25.37.jpgアップルの子会社のファイルメーカーが出していたデータベースソフトにbentōというのがあります。弁当のように手軽で、いろいろなものが入っているイメージから来ています。エクセルだと実現不可能なことも、手軽にデータベースとして活用できる優れたソフトでした。ちなみに弁当は和製漢語です。

先生 → sensei

フォトショップで有名なアドビという会社が、ディープラーニングを活用したAI(人工知能)技術につけた名称。アメリカでsenseiというと、teacherよりもレベルが高いものを連想するそうです。達人・師匠のレベルでしょう。アドビセンセイのおかげで、画像編集や動画編集が飛躍的に高度で簡単なものになりました。

クッキー → cookie

ブラウザでインターネットにアクセスするとき、一時的なデータ保管をするときにクッキーが使われます。cookie自体は確かに英語ですが、この場合のクッキーは、フォーチュンクッキーが由来です。日本の神社でおみくじ入りのせんべい(英語ではJapanese cookie)を提供する地方があり、これが伝わり、アメリカの日本料理店で出されるようになりました。第二次世界大戦のあと、日本人は強制収容されてしまい、日本人がいなくなった街で中国人が日本料理店を出したりする中で、いつの間にかアメリカの中華料理店でもフォーチュンクッキーが出されるようになりました。

テレビのクイズ番組でフォーチュンクッキーが中国由来と紹介されることが多いのですが、日系移民の萩原眞さんが始めたという資料も残っていて、中国本土ではだれも知らないことからも、日本由来であるという説が有力です。

班長 → honcho

IT関連企業とは限りませんが、組織の重要人物をhonchoといいます。アメリカのIT企業で働いている日本人でも、ホンチョと発音されたらスペイン語由来かと思うそうですが、班長(hancho)が少しだけ変化したものです。第二次世界大戦後にアメリカで使われるようになった言葉で、日本兵のやりとりを見ていたアメリカ兵を通じて広まったという説があります。日本語で連想する班長よりもhonchoのほうが、レベルが上です。

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