2020年5月 9日 (土)

[パソコン講座] OKとキャンセル

【技術・家庭科の話題】
通常、OKとキャンセルがあると、右側にOKがあります。
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パソコンの画面をマウスでクリックしたり、スマホの画面を指でタップしたりする場合、左から右へ文字を読む言語の場合、右側にOKがあると自然に感じるのです。視線が左から右へ流れるので、次の作業に移るときには、右側に次へ進むためのOKボタンを配置するわけです。

ところが、Windowsのパソコンだけは、これが反対になっています。左にOKで、右がキャンセルです。Windowsとマックの両方のバージョンがあるエクセルも、Windowsだけは、左にOKで、右がキャンセルと逆に配置しています。

Windowsのパソコンに親しんでいる人が、マックやスマホを使うと、OKが右になっているので、少し戸惑いや使いづらさを感じるかもしれません。Windowsが特殊なのに、特殊なものに慣れると、普通のものに違和感を覚えるという現象が起きます。

なぜ、Windowsがなにかと特殊なのかというのは、コンピュータの歴史が関係しています。

Windowsが登場する前は、画面には文字だけで構成されている画面のパソコンでした。マウスがなく、すべてキーボードで操作していました。そのため、OKかキャンセルを選択するときに、使用頻度が高いOKを右に配置するとカーソルをいちいちOKを選択するために右へ移動する操作をしなければならず、ひと手間増えます。それで、左にOKを配置しました。

しかし、Windowsが登場した時、スムーズに移行してもらうために、それまでのパソコンの使い勝手を変えないで、過去の操作ルールをそのままにしてしまいました。実は、Windowsは、キーボードだけでかなりの操作が可能になるように作られています。見た目は変わっても、作法は昭和です。

最初からマウスを前提としていたマックや指で操作するスマホは、そういったしがらみがないので、自然に扱うことができるように右にOKがあります。人間工学に基づいて、使いやすいように研究されています。

ただし、ウェブサイト上の操作は、さまざまな機種からアクセスするので、OKとキャンセルのルールが混在しています。ひたすら文字を打つならWindows、クリエイティブなことをするならマックという棲み分けが一般的に言われることです。当然ウェブデザイナーもマックを使う人が多いはずですが、ウェブサイトを作った人がWindowsのルールしか意識していなければOKは左側となってしまいます。